熊野古道 伊勢路 後編
3月12日から3日間の予定で、熊野古道伊勢路に行ってきました。
春を感じる陽気の中、前篇に引き続き、皆様、元気に歩かれました。
ここから七里御浜が見えると・・少しだけ、見えました。今日は横垣峠まで行きます。先は長いですよ〜!
やはり崩れています。自己責任で・・と書いてあるので、行ける所まで行ってみましょう。
大規模な崩落です。こんなのが2箇所ありました。2カ所目で引き返します。

この日は、熊野倶楽部に泊まり、温泉と食事を贅沢に楽しみました。
2日目は雨の予報ですので、この日にたくさん歩いていたのが正解でした。
たしかに、登りも下りも急だったが・・たいしたことはありません。実はこの日に予約していた語り部ツアーが中止になりました。皆様の安全を確保できない・・という理由でしたが、それは普通の観光客に対して言っていることで、やまやでは何とも無いのですが・・中止になったものは仕方ありません。自分たちで行きます。
いつ来ても丸山千枚田は落ち着きますね、新しい休憩施設ができていました。
お昼をさぎりの里でとり、その後、つなぎの本宮道を楊枝まで、ほとんどが舗装道のところを少しずつ残された石畳を歩くつもりだったのですが、ここで雨足が強くなり、予定変更!昼からは登山はせずに、車で移動、途中の湯ノ口温泉で温まり、楊枝までゆっくりと行きました。途中、国道も県道も時間通行止めを行っております。事前に調べていて良かった〜

楊枝の渡しのすぐ近く、楊枝薬師堂です。この前の熊野川を昔は船で渡って、志古に取り付き、そこから本宮へ歩いたのです。3日目は志古から本宮を目指します。
3日目は前日の大雨がウソのように晴れ渡りました。3年前の台風12号で熊野川温泉が水没し、未だ営業ができていなくて、小口自然の家を利用させていただきました。ちょうど那智からくる大雲取と小雲取の中間地点にあり、今では非常に貴重な宿となっています。
管理人のおじさんも健在です。4月からは別の方に変わるそうです。おじさん、親切な対応、ありがとうございました。
小雲取と合流するとご覧のように、とっても歩きやすい道になります。林道と国道くらいの違いがあります。
請川バス停です・・大きな熊野古道の看板がなくなっています・・これも台風のせい・・

熊野本宮大社に到着です。台風12号で約3mの水嵩だったそうです。もうで餅屋さんも水没・・と思いきや、傍らのプレハブで営業されていました。

熊野本宮大社で宮司さんの貴重な話しを聞かせていただき、お守りを買って、梛の葉を拾い、帰路につきました。
帰る前に、湯の峰温泉で汗を流し、女性の方達はつぼ湯へ入られました。男性は普通の公衆浴場です。

この時期の熊野古道は大好きです。特に伊勢路は素晴らしく昔のままの風景が数多く残されています。今回と前回でほとんど歩き通したことになりますが、昔は極楽浄土を夢みて熊野詣でをされた方に少しでも近づけたか・・と思います。
こんな山旅も非常に価値があり面白いですね。
今回参加されなかった皆様もぜひ、またいらしてくださいね。

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