正面谷から残雪の武奈ヶ岳
4月7日 まだ雪が残る比良の武奈ヶ岳に正面谷から登って来ました。
イン谷口に車を停め、登ること1時間、青ガレに到着です。ここまではほとんど雪はありませんでした。昨年の4月に登ったときは、谷をトラバースするのが少しいやらしかった記憶がありますので、昨年よりは雪は少なめ?のようです。そこから約50分急な登りを終えた所が金糞峠・・ここにもそんなに雪はありません。今年は日本海側の北斜面に雪が多かった他はそんなに多くなさそうです。
奥の深谷の源流部に下り、そこからコヤマノ岳南陵ルートを登ります。途中、奥の深谷から来るパーティとすれ違いましたが、なにやら雪が多く、登る道がわからないので引き返すらしい・・雪山なのだから当たり前なのだが、トレースが無いと登れないパーティのようです。まあ、こういうパーティは引き返した方が安全です。日本の山はどこもかしこも道が整備されていて、道標も充実していますね、これに慣れてしまうと、道が無いと登れなくなるのでしょうね。
奥の深谷を渡り、尾根の突端から取り付きます。ここからは雪が深く、軽いラッセルを強いられます。が・・尾根をそこそこ登るとそれほどでもありません。つぼ足で十分です。
腫れたり曇ったりの冬型気圧配置の中、さっそうと歩きます。
コヤマノ岳まで行く間に一人の方が追いついてこられました。なにやら地図(エアリア)を見て迷っておられている様子だったので、「ここは地図には載っていませんよ!でも、谷を通るよりこっちの方がいいです」とてっきりヨキトウゲ谷から中峠のルートを行かれるものだと思い込み、そういったのですが、地図を見せてもらうと・・なんと、今年からエアリアにもこのコヤマノ岳南陵ルートが載っているではありませんか?!失礼なことを言ってしまった・・・反省・・けっこうメジャーになってきたのだな・・あまり嬉しくない・・
ブナ林のきれいなコヤマノ岳の緩い斜面で昼食をとり、コヤマノ岳へ・・琵琶湖側の絶景がきれいです。ここまでで出会ったのは、3名ほどでしたが、イブルキノコバとの分岐まで行くと、大勢の人・・
武奈ヶ岳山頂もたくさんの人で賑わっていました。眼の前の武奈ヶ岳が堂々と迫ってきます。「あと一息で武奈ヶ岳です!がんばって!」というと、その距離の遠さを測ってか、「山形さんのあと一息は何時間ですか?」とか・・確かにまだまだでも「あとちょっと」ということはありますが、ここは本当に少しです。遠くに見えるのは目の錯覚??
武奈ヶ岳の南壁をよじ登り、山頂で「YAHHO!!」みんな元気に登られました。
下りは尾根を一本外して新雪の中をどんどん下ります。昔、山スキーで下ったとこです。
コヤマノ岳までの登り返しが若干きつかったけど、今回のメンバーは燃えています。こんなんでへこたれはされません。コヤマノ岳からヤセ尾根を通り、スキー場後に達するルート・・ああ、懐かしい・・
スキー場の中をひたすら下り・・ここまでくると雪は緩み、時折沈み込みます・・歩きにくいったらありゃしない!八雲ヶ原ではテントが2張。雪の写真を撮っておられるのかな?
北比良峠まで懐かしの比良スキー場跡、比良ロッジ跡を通り過ぎ、ダケ道を使い一気に下りました。大山口に着いた時には、皆さん安堵の表情です。所要9時間、長かったけど楽しかったね♪雪は楽しいね♪また、いきましょうね。
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