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2012年1月12日 (木)

年末恒例? 金勝アルプス

12/18 やまやの皆様のリクエストで金勝アルプスへ行って来ました。なぜかこの山は寒い季節に登りたくなるのですね・・金勝アルプスとは、湖南アルプスに属し、修験の山であった金勝山・金勝寺から伸びる稜線一帯のことを言います。全山花崗岩でできているこの山は、何となく鈴鹿の山のイメージ・・リトル鈴鹿・・といったところでしょうか?
今回は4名+ガイドの5名での山行です。まずは、鶏冠山を目指します。
鶏冠山は言わずとしてたアップダウンのいくつもある山、登るコースは外側から登るコースと中道とがあります。我々は中道を通り、落ヶ滝を経て、沢沿いを稜線へ詰めます。

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落ヶ滝           沢沿いの岩場を歩きます

落ヶ滝ではいつも水量の少ない滝を見学、この日は寒く、沢沿いの岩が凍りついていました。氷に乗ると一発で滑るので、注意しながら登ります。すぐに稜線にたどり着き、そこから鶏冠山を往復です。
相変わらずの急登です。
尾根上は、冬型の気圧配置で、北風が強く吹いています。
3つほどピークを越えて山頂に到着です。下には栗東のお馬さんのトレーニングセンターや三上山がきれいに見えます。鈴鹿北部の山々も空気が澄んでいて見渡せました。

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鶏冠山山頂                 ナイフリッジを登ります  ナイフリッジ・・青空がきれい

分岐に戻り、逆方向へ・・この日は日曜日でもあり、たくさんの登山者が登ってきてます。
尾根の途中、ナイフリッジで岩登り、目の前のそびえる天狗岩目指して登ります。

天狗岩に到着してから岩の上でランチ、と思っていたのですが、風が強いのと、人が多いので、手前の平坦地で大休止。お湯を沸かして皆さん、楽しい会話で盛り上がっています。

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天狗岩上からみた景色です       こんなことして遊べます  ちょっと寒いけど・・

天狗岩では、思った通り人がひしめいています。でも岩の上には人があまりいません。風が強いので、皆、避けてるんでしょう。我々は果敢に天狗岩の頂を目指します。鎖場をたどり、一番高い大きな岩の上に立つと、360度のパノラマが広がります。まさに「お山のてっぺん僕ひとり〜」の世界です。
この岩場は、別ルートもあり、そこにも足を伸ばします。若干フリークライミングチックな岩場もあり、皆さん楽しく練習です。でもいかんせん岩がもろく、風化した花崗岩のザレ地になっています。

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第二ゲレンデにて             天狗岩全景 面白そうな岩です      耳岩の上にて

身体が冷える前に天狗岩を後に・・
稜線を快適に歩き、耳岩にも挑戦です。ここの耳岩、根底からぐらついている岩がありました・・くわばらくわばら・・
下山道分岐から、竜王山を目指します。ここは一旦下りてもう一度登り返すとすぐに山頂です。山頂近くに祠があります。数々の石碑もあり、宗教色が強くなってきました。山の神様に手を合わせ、一路下山です。狛坂寺があった跡の磨崖仏で少し休憩。狛坂寺は金勝寺の女人堂があった寺。女人禁制だった時代、金勝寺まで行くことができなかった女性は、この狛坂寺までだったのでしょう。

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竜王山山頂にて              金勝アルプス全景・・後は三上山     真下に第2名神

そう遠く無い昔、ここまで林道が伸びていたのでしょうか・・そこからしばらくで、道が広くなります。橋や交通標識などもあります。
足が疲れた後の下山道にはぴったりです。逆さ観音やデ・レーテ技師が作ったオランダ堰堤などを見ながらキャンプ場を通り、車へ戻りました。
そこそこ歩きごたえのあるこの一周コース、皆さんは満足の笑顔です。
帰りは、いつもの南郷温泉で、太神山を見ながら湯ったり湯っくり♨

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狛坂磨崖仏                 下ではまだ紅葉・・ それとも散らない紅葉か・・

余談ですが・・この近くの南郷水産センターは、私が小さい頃、よく両親に連れてきてもらった想い出深いところでもあります。昔はこの近くでよくバーベキューしたな〜・・

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コメント

みやなが さま
コメントありがとうございます。
人間の顔や性格が一人ずつ違うように、山の顔も1つずつ違います。特に日本の山はそれぞれに変化があって非常に面白いですね。尾根、沢、岩、雪などいろんな部分を存分に楽しんでください。今日は、我が家の周りに雪が降りました。さっそくルーペを取り出して、1つずつの結晶を観察しました。面白いですね・・雪の結晶もどれ一つとして同じものは無いんですよ・・まさに、only one です。

日本人のDNAには富士山に敬意の念を抱くように近江の国の山々にも敬意の念を抱いているに違いない。山に全く興味がない頃から新幹線で東へ向かう車中で不思議と京都ー米原間の車窓から眺める近江の山々にいつも見惚れていた。(伊吹山に霊仙山に三上山などなど。米原を通過するとごろんと横になって眠りについてました)天狗岩・耳岩から見る近江の山々や琵琶湖は時間さえ許せばいつまでも見ていたい風景なのだ。怖がりの僕は耳岩やナイフブリッジでずいぶん腰がひけていたけど、何故か岩の山はひかれてしまう。やまやの岩登り講習会に参加して岩とお友達(?!)にならなくては・・・。その時はよろしくお願いします!

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