雪の京都大原 焼杉山
12月23日 この日は毎年恒例の納山行の日、昨年に比叡山から大原へ歩き、大原から急いで帰った記憶があり、今度はもっとゆっくりと、大原の里を歩こう!ということで、再び大原の山です。大原三山の一つ、焼杉山(717m)は、三山の中では最も標高の高い山です。今回は6名の皆さんとガイドの7名での山行です。
京都市内から移動中、北に行くに従い、暗雲が立ち込め、大粒の雪が降って来ました。いつもお世話になっている、大原里の駅では、わずかですが積雪がありました。寂光院口の駐車場に車を停め、焼杉山東南枝尾根からの取り付きです。
最初は植林帯を登ります。登るにつれて、雪の量が多くなっていきます。普段薄暗い杉の植林帯も雪が降ると、とたんに明るくなります。1つめのピークを越えて2つめのピークP581で休憩。ピークから少し東の尾根に入ると、たくさんのシャクナゲがありました。春にはきれいだろうな・・そういえばこの焼杉山の北側にはシャクナゲ尾根があるなぁ・・と考えながら、早くも春の山行を頭の中で組んでいます。
焼杉山の主稜線に取り付く分岐まで来ると、右から古知谷に抜けられるルートがあります。このルートは道がしっかりしています。いままでのルートとは大違いです。
雪が多くなり、ザクザクと気持ちの良い音を立てています。主稜線に出るやいなや、北風をモロに浴びます。ほどなくで焼杉山山頂です。何の変哲も無い山頂ですが、昔はここまで京都市内の自宅から、トレーニングがてら駆け上がってきたっけ・・
風がつよくなってきたので、南の沢道に入り、風がなくなった所で、昼食タイムです。雪の上での昼食は、今シーズン井ノ口山に次いで2回目。風が無いとそんなに寒くはなく、ゆっくりと食事を楽しみました。食事中、谷から登るパーティあり・・私たちに「天ヶ岳はこの上ですか?」と聞かれたので、この上は焼杉山で、天ヶ岳は別ルートだと答えると・・怪訝な様子・・どうやら道を間違えられたようです。正規ルートを教えて、焼杉山経由で行ってもらうことにしました。
食事も終わり、もっと歩きたいところだが、ここは、この後の大原の里が待っています。ぜんざいを食べるのが目的だと自分に言い聞かせ、再び焼杉山に登り、尾根経由で四辻から寂光院に下ります。
尾根をしばらく下りていると、先程谷から登ってきたパーティと遭遇・・ん?ん?・・と、今度はこっちが怪訝そうに、「天ヶ岳にいくんじゃないんですか?」と聞くと、道がわからない・・とのこと。
教えた責任も手伝って、放っておけず、話を聞いてみたら、尾根道が無くなっている・・と、我々のパーティも進む道なので、無くなっているわけがない・・と思い、そのパーティと共に、道を探しに??下山します。ほどなくで倒木で尾根道が塞がれ、どちらかに迂回することを余儀なくされましたが、そこが彼らのパーティには道が無くなっているように感じたわけです。この夏は台風が多かったからね・・私は京都の人間なので、こういう倒木などは道迷いの原因になることを、報告して置かなければ・・
下山道にて・・・ 四辻にて・・ 雪の寂光院です
天ヶ岳との四辻に付き、彼らはホットした様子・・そうとう焦っていたみたいで、とたんにお腹が空いてきた・・と、そこでかなり遅めの昼食タイムでした。天ヶ岳に行かれたかどうかはわからないけど、無事で良かったね。
我々はまだまだ歩ける・・このまま翠黛山経由で金毘羅まで歩こうか・・という勢いでしたが、これまたガマンガマン・・寂光院に下り、お庭を眺め、大原参道を歩き、三千院へ・・途中、大原の里を見渡せる展望台・・という所に立ち寄りましたが・・私はやはり私の好きなスポットからの方がずっといい・・三千院の前の茶店で、ダンゴとぜんざいを食べ、そこから大原の里を見渡せるスポットへ・・
やはり、ここがいいね・・
三千院・・う〜ん懐かしい! 大原の里が見渡せるスポット・・雪でした。
再び里の駅に戻り、お土産を買って京都へ帰りました。
なんともゆっくりした山行でしたが、これで今年の山行が終わると思うと、なんだか悲しく、そのあとの忘年会で皆さんと共に盛り上がりました。
今年一年、たくさんの山行に行きました。それを1つずつ振り返りながら、その想い出を大切に胸にしまい込んで、より新しい分野へ、より面白い山行を作っていこうと心に決める、山形でした。
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