綾部古屋からテングバタ
12月2日 綾部の古屋から天狗畑に登るコースを3名で周回してきました。
この天狗畑は綾部と美山町の市境尾根にあるピークで、私達が呼んでいる美山トレイルを担う一角でもあります。先日行った杉尾峠から五波峠を通る県境尾根はさらに西に八ヶ峰、オバタケダン、堀越峠を通り、頭巾山までのびています。頭巾山からさらに西に行くと、尾根は北に向かい、間に集落があるものの、青葉山まで行くことはできます。頭巾山からは尾根が派生していて、南に向かうこの市境尾根には今回行った天狗畑(テングバタ)や地蔵杉・・といった変わった名前のピークがあり、そこをさらに南へ進むと、美山町の重鎮、長老ヶ岳まで行くことができます。ただし、登山道はほとんど無く、地図をしっかり読めなければ、登ることができない山でもあります。
小雨の降る中、綾部温泉のある集落を通り越し、古屋から歩き出します。この村は、住んでいる人がいるのだろうか・・ひっそりとしています。村の鎮守さんのある神社のところから取り付き、市境尾根から西北に派生する急な尾根を使います。取り付き点はとても急で、足を滑らさないように、用心しながら登ります。
一旦、勾配が緩くなるも・・木につかまらないと登れないくらいの角度です。登り始めてから2時間ほどで、市境尾根に到着。ここからは立派な登山道が・・と思いきや、登山道なんてありません・・
時折、昔の交通の要所だったことを示す、標柱があるだけです。
市境尾根を東に向かうと、北に青葉山が見えてきました。雨は初めに少し降られたくらいで、取り付いてからは止んでいます。
ちょうど正午ころ・・天狗畑に到着。
少し北風がでてきたので、尾根の南側に回り、いつものようにお湯を沸かして、お弁当を食べました。
山で食べるお弁当は格別です。美味しい〜〜
ゆっくりコーヒーを飲み、市境尾根を今度は、洞峠目指して歩きます。
登りに使った、尾根を右に分けて、天狗畑の急な下りの始まりです。落ち葉で、隠れ木の根っ子や隠れ岩に足を滑らさないように慎重に下ります。
洞峠までの間には、一つピークがあり、それを登り返します。顕著なピークではなく、25000地形図の10m間隔にものらないような、なんとなくピークらしいものがいくつか集まっています。北山独特の偽ピークに惑わされないように、しっかりと地図を見ての登下降です。実際、尾根の派生がよく似た場所がいくつかあり、微妙な角度の違いでわかった場所もありました。洞峠までの尾根道は道が無く、洞峠に着いた途端、綾部と美山を結ぶ、しっかりしたて峠道がでてきました。洞峠には、「洞峠の風に触れ合う交流会」の方達の名前の入った名標が、各年度別でずらりと並んでいます。
しばらくそこで休憩をとり、古屋に向けての下りです。
急な下りでしたが、しっかりとジグザクに道を削って付けられている登山道は、今までの道と比べると比較にならないくらい歩きやすいものでした。
最後は林道を歩いて、車に戻りました。
自然に触れ、心を温め、あやべ温泉にゆっくり浸かって、身も心もポッカポカの一日でした。
参加された皆様、お疲れ様でした。また、この稜線の延長を歩きたいですね。
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