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2011年12月

2011年12月30日 (金)

やまやライト 雄岡山と雌岡山

12月11日(日) ライト企画第2弾山行で、三木市にある雄岡山と雌岡山という山に7名で行って来ました。久しぶりの来られる方、怪我からの復帰された方などのためのライト企画ですが、終始笑いの絶えない楽しいハイキングとなりました。

西宮に集合した皆様と共に、三木の緑が丘に向かいます。国道沿いのお店に協力を得て、車を停車させていただき、そこからの出発です。
1/25000の地図には、どうも見慣れない市街地の地図が映しだされていて・・それもそのはず、この山は標高が249mと241mと低く、山というよりは、なんとなく丘というイメージです。また帰りの道は里歩きで、地元の人と触れ合いながらの、どうも京都一周トレイルのイメージで歩ける、のんびりしたコースです。

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登山口はこんなところです。マンションの間にあります・・

市街地の外れまで来て、登山口を探します。マンションの片隅に標識がありました。
まずは雄岡山から・・そこで、毎日登山をされているご主人に遭遇・・そのご主人ダジャレを言いながら、終始人を笑わそうとする、根っからの河内人・・って、ここは三木なのに・・どうやら、やまやメンバーの人との出身地の昔話となり、出身は河内のようです・・話が終わらない・・
あっと言う間に着いた、雄岡山の頂上でゆっくりとダジャレと昔話を聞き、笑い転げて、下山します。

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雄岡山の山頂、祠があります・・クリスマスツリーも 下山道・・唯一登山道らしいとこ

この下山道がコース中、唯一、山らしいところでした。
車道に出て、歩きます。鶴瓶の家族に乾杯のようだ・・といいながら、道沿いのちょっと変わった酒屋に入ります。「面白いものがあります。中に入ってみてください」の看板についふらふら・・
中には店主の作った陶器や木彫などが展示してありました。面白いといえば面白いのですが・・メンバーは、外にある精米機に興味津々・・なんたって杵で突いていました。
ご主人曰く、自動の精米機は熱がでるので、それが米の味に影響するのだそうです。

道沿いにはいくつもの溜池があります。自然にできたものですが、農業用の灌漑に使っています。
この景色は讃岐平野のようです。

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おもしろい・・酒屋です      雌岡山の梅林            山の下には溜池がいっぱい  

しばらくで、今度は8m高いという雌岡山の登山口に・・と言っても、登山道ではなく、立派な林道のような車道のような・・でも車は通れません。広大な斜面に梅林があり、そこから本日の最高峰、雌岡山頂上に向かいます。なにやら、背比べをして雄岡山が負けた昔話が途中に書いてありました。これも讃岐の山の伝説・・または後山の昔話と似ています。

神出神社のある雌岡山山頂で、景色を見ながらゆっくりと昼食をとりました。
明石大橋がくっきり見えています。
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雌岡山の山頂、神出神社      山頂からの眺め・・明石大橋もくっきり

帰りは志染まで足を伸ばそうとしていましたが、どうも神出山田自転車道路というのがあり、気持ちよさそうなので、こちらを歩き、元の緑が丘に帰ることにしました。途中の公園で、皆さんと近況などを話しながら、ゆっくりと、本当にゆっくりした時間を過ごすことができました。

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紅葉がまだ残っています  愛宕山山頂           帰りの道・・楽しい里歩きです♪

こいうライト山行は、初心者の方、またはリハビリ山行、しばらく山をされてないで調整の意味での登山にぴたりです。楽しくみんなでワイワイとハイキングできます。
春からもちょこちょこ企画していきます。
また、皆さん参加くださいね。よろしくです。

2011年12月29日 (木)

秋の岩登り講習会

12月4日(日) 今年最後の岩登り講習会に行って来ました。
これは一般登山においての岩場の苦手意識を無くす訓練として、実際にロープで確保し、岩場に慣れて頂く目的で、各季節(冬を除く)に2回ずつ実施しているものです。

今回は、当初のメンバーよりも増えて、ビジターさん含む4名の参加となりました。
この時期の大原は、気圧配置が冬型になれば、必ず時雨れます。
4日も少し時雨れている中を、果敢にも岩登りに挑戦です。
初めての岩登り講習会の方は3名で、1名のみ夏に一度来られています。
2回目の方も1回目に復讐を兼ねて岩登りの登下降をしました。

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ビジターさんもチャレンジ     初めてでも余裕の表情です

岩は濡れていると途端に難しくなります。
午前中、少し時雨れていたものの、昼前には晴天に、、皆さんがんばってチャレンジです。

岩は登るよりも下る方が怖く感じます。
特に初めて間もない内は、身体を岩から離すことができず、どうしてもくっつき加減になります。
そのために、足元が見えません。足をどこに置いて良いかがわからないのです。
恐怖心に打ち勝って、気合いで登っておられていました。

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途中の岩場から見る大原の東山   いろんな確保技術を訓練

初めてやまやに来られるビジターさんも、怖いながら気合いでがんばっておられています。
途中、岩から動けなくなる場面もありましたが、全員のフォローで無事突破。
もちろんザイルで確保されていますので、落ちることは無いのですが、初めの内は怖いですよね

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慣れない内はどうしても岩にへばりついてしまいます(右は2回目の方)

途中の岩場で懸垂下降の練習もしながら、登下降の訓練です。
全員無事に頭に到着。

帰りは、登山道をひたすら下りました。
この時期は日が暮れるのが早いので、早めに切り上げました。
普段とは違う筋肉を使うので、皆さん、筋肉痛に悩ませれたのでは・・?
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頭にて・比叡山をバックに  麓ではまだ紅葉がきれいでした

また、来年4月以降に、岩登り講習会を始めます。
来年、岩場のある山にチャレンジしたい方は、どうぞご参加ください。

2011年12月22日 (木)

綾部古屋からテングバタ

12月2日 綾部の古屋から天狗畑に登るコースを3名で周回してきました。
この天狗畑は綾部と美山町の市境尾根にあるピークで、私達が呼んでいる美山トレイルを担う一角でもあります。先日行った杉尾峠から五波峠を通る県境尾根はさらに西に八ヶ峰、オバタケダン、堀越峠を通り、頭巾山までのびています。頭巾山からさらに西に行くと、尾根は北に向かい、間に集落があるものの、青葉山まで行くことはできます。頭巾山からは尾根が派生していて、南に向かうこの市境尾根には今回行った天狗畑(テングバタ)や地蔵杉・・といった変わった名前のピークがあり、そこをさらに南へ進むと、美山町の重鎮、長老ヶ岳まで行くことができます。ただし、登山道はほとんど無く、地図をしっかり読めなければ、登ることができない山でもあります。

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いきなり急登です。         木を持ちながら登ります

小雨の降る中、綾部温泉のある集落を通り越し、古屋から歩き出します。この村は、住んでいる人がいるのだろうか・・ひっそりとしています。村の鎮守さんのある神社のところから取り付き、市境尾根から西北に派生する急な尾根を使います。取り付き点はとても急で、足を滑らさないように、用心しながら登ります。

Img_0554 標柱のあと・・昔は人の往来があったのだろうか・・

一旦、勾配が緩くなるも・・木につかまらないと登れないくらいの角度です。登り始めてから2時間ほどで、市境尾根に到着。ここからは立派な登山道が・・と思いきや、登山道なんてありません・・
時折、昔の交通の要所だったことを示す、標柱があるだけです。
市境尾根を東に向かうと、北に青葉山が見えてきました。雨は初めに少し降られたくらいで、取り付いてからは止んでいます。

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天狗畑頂上で・・

ちょうど正午ころ・・天狗畑に到着。
少し北風がでてきたので、尾根の南側に回り、いつものようにお湯を沸かして、お弁当を食べました。
山で食べるお弁当は格別です。美味しい〜〜
ゆっくりコーヒーを飲み、市境尾根を今度は、洞峠目指して歩きます。
登りに使った、尾根を右に分けて、天狗畑の急な下りの始まりです。落ち葉で、隠れ木の根っ子や隠れ岩に足を滑らさないように慎重に下ります。

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頭巾山はガスの中・・        北西の山は見えます、青葉山かな・・

洞峠までの間には、一つピークがあり、それを登り返します。顕著なピークではなく、25000地形図の10m間隔にものらないような、なんとなくピークらしいものがいくつか集まっています。北山独特の偽ピークに惑わされないように、しっかりと地図を見ての登下降です。実際、尾根の派生がよく似た場所がいくつかあり、微妙な角度の違いでわかった場所もありました。洞峠までの尾根道は道が無く、洞峠に着いた途端、綾部と美山を結ぶ、しっかりしたて峠道がでてきました。洞峠には、「洞峠の風に触れ合う交流会」の方達の名前の入った名標が、各年度別でずらりと並んでいます。

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急な尾根を下ります   洞峠にて

しばらくそこで休憩をとり、古屋に向けての下りです。
急な下りでしたが、しっかりとジグザクに道を削って付けられている登山道は、今までの道と比べると比較にならないくらい歩きやすいものでした。
最後は林道を歩いて、車に戻りました。

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帰りの尾根からみた天狗畑       洞峠からは良い道です・・

自然に触れ、心を温め、あやべ温泉にゆっくり浸かって、身も心もポッカポカの一日でした。
参加された皆様、お疲れ様でした。また、この稜線の延長を歩きたいですね。

2011年12月16日 (金)

やまや山行の種類

やまや山行の種類を下記に記します。
やまやの山行は、「やまや」と「やまやライト」があります。「やまや」は、ごく普通の登山、歩行時間が1日約4時間〜8時間以上の山行(テント山行や10時間以上の山行もこの中に入ります)
それに対し、「やまやライト」は歩行時間約3時間まで+散策(ウォーキング)の軽いもので、登山初心者でも気軽に参加できます。
「やまや」「やまやライト」共に、下記の<一般山行><リクエスト山行><予約山行>があります。

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 <一般山行>
 今までのやまやの山行と同じで、12月に実施した皆様からのアンケートを元に、または、私が作った山行に対し、日程などを設定し、皆様から参加者を募集するものです。この山行の日程は、表示されていますが、お申し込み者が無い場合は(3週間前を待たずに)別の山行に変更される場合があります。これは、会員の方には一度メールなどで、皆様にその山行に参加しようと思ってる方がおられないかどうか、一定期間で尋ねた上で、その返答がなければ、変更するものです。また、代替山行や追加山行も一般山行に属します。

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 <リクエスト山行>について・・・
 山行でご自身が行きたい山行、「ここに行きたい!」または、「こういったことがしたい!」という
希望をお持ちの方は、随時リクエスト山行という形でリクエストを受け付けます。リクエストはメールや電話、どんな形でもOKです。4月の山行が決まる2月中旬までに出していただくと、主山行(パンフに載せる山行)の中に入れることができます。リクエストを出していただきますと、あとで調整して、できるだけ皆様の希望に沿う形で日程を決めます。ただし、この山行は、(3名以上)人数が集まらない・・など、他の山行と同じように、3週間前(航空機を使うものは30日前)で不催行になる場合があります。他の一般山行と同じように、皆様にリスクはかかりませんが、催行されるかどうかわからないという点があります。

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 <予約山行>について・・・
やまやには、<予約山行>があります。これは「どうしてもこの山に(場所は決まっていなくて
も日程だけでも可)この日程に行きたい!」、ということで、何名からでも<オーダー形式>で、山
に行かせていただくことができます。これは下記に添付の、別紙、予約山行申込用紙にご記入の上、返
送いただきますと後に申込者と調整後、山行が決まれば、催行が決定します。リクエスト山行と同じように、2月中旬までに出していただくと、主山行に組み込みますが、期間の途中でも、代替山行や、山行が入っていない日程での予約山行の設定はできます。ただし、この<予約山行>は完全にやまやの予定を拘束するもので、打ち合わせ後、山行が決定すると、キャンセルすることができません。(予約山行の万一のキャンセルは、宿泊代金など、必要経費を差し引いたガイド料金(企画費、手数料を含む)を全てご負担していただくこととなります)これは、オーダー形式で、皆様の希望する山、日程に必ず行けますが、皆様の方にリスクがかかります。

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 <講習会>について・・
やまやでは、山行形態に合わせた講習会を随時実施します。
これは一般山行と区別したもので、山の中での講習に徹するものとなります。スキー講習会や岩登り講習会、沢登り講習会などがこれにあたります。一般山行に「〇〇講習会」と記しているものがありますが、それは山行の間に一部講習会をするもので、<一般山行>に属します。

ライト 五台山

11月29日 やまやライトの始まりです。やまやライトとは、ハイキングをメインとした歩行時間がだいたい3時間以内+散策(ウォーキング)とした、軽い登山の企画をいいます。普通に街を歩ける方ならどなたでも参加いただけます。登山というものに馴染みが無い初心者の方や、怪我などで登山を中断されていた方のリハビリ山行など、また、自分の調子を整えるため、歩き方のチェックなど・・様々な場面で活用できるものです。

やまやは来年4月からは、通常のやまや山行の他に、このライト山行も増やしていきたいと思っています。また、やまや山行・やまやライト山行は、それぞれ「一般山行」「リクエスト山行」「予約山行」「講習会」の4種類があり、2012年4月よりそれを実施していきます。詳しくは、別ページ、カテゴリー「山行資料」から「やまや山行の種類」を選び、ご参照ください、

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なぜか・・滝業禁止・・    独鈷の滝・・毒蛇伝説あり・・そういや、海山の種まき権兵衛も・

さて、今回は、丹波春日にある五台山の山行記録です。
このエリアの中に五台山は2つあり、もう一つは五大山と書きます。いずれも中国の五台山から名付けられた山のようです。
紅葉で有名な岩瀧寺に駐車し、独鈷の滝経由で五台山頂上まで登ります。
今回参加の2名様は、いずれもこの夏前に足を怪我(故障)し、いままで治療やコンディション調整などに努めてこられました。療養後、初めての登山ということで、リハビリ山行となりました。
京都一周トレイルなどで、足の調子を見させていただていも良かったのですが、あまりにも変化のない所を歩くのは、リハビリにならないと思い、距離は短いが、色々と変化のある五台山を選びました。

岩瀧寺は紅葉が終わりかけながら、まだまだとってもきれいです。
苔むした滑りやすい石段を登り、独鈷の滝より、不動堂へ・・ここには、役行者も祀られています。
沢沿いの崩れやすいトラバース道を行き、滑りやすい沢を渡り尾根に取り付きます。地図ではかなり急な斜面で、リハビリ山行には少しきついかな・・とも思っていましたが、登山道は、地図とは違うなだらかな尾根から、急斜面をトラバースして主尾根に取り付くルートを取っています。私達もそれにしたがい、ゆっくりと歩きます。

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頂上からの眺め・・鷹取山・愛宕山から五大山    お弁当食べながら、はいピース

とりあえず、今回は足の調子を見ようと、かなりゆっくりと歩いたのですが、参加の2名様はどちらも元気元気約5ヶ月の療養など微塵も感じさせないくらいの健脚ぶりでした。あっという間に主尾根に付き、誰もいない五台山頂上へ
この日は暖かく、私も長Tシャツ1枚で登りました。頂上からは丹波や但馬の山々がよく見えています。
東のすぐ近くには親不知、右に目を向けると愛宕山から五大山の稜線、その間奥には三尾山、多紀アルプスが見えています。さらに右へ、南西の方には、千ヶ峰など北西には安全山が見えます。
とても気持ちの良い頂上でついつい長話・・時間を忘れて楽しい会話と食事を楽しんでいました。

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小野寺山にて・・            春はシャクナゲがきれいだろうな・・

帰りは、主稜線を少し戻り、おとなりの小野寺山へ、ここでも展望を楽しみ、往路を引き返しました。
登りとは違い、下りは、療養後の2名さんにとっては、すこし慎重です。無理もないです・・足を痛めて、最初のリハビリ山行・・転けないように慎重に・・
歩き方チェックのために、ビデオを緩・中・急と3種類の斜面で撮り、帰りの温泉でじっくりと歩き方の検証自分の歩き方を見て、「う〜ん、怖がっている〜」とか「まだまだ矯正しなきゃ・・」とかご自身で、色々と学んでおられていました。私も色々とアドバイスしましたが、以前の歩き方よりももっと良くなっているお二人をみて、とりあえずホッとひと安心でした。きっと人には言えないくらいの辛いリハビリをされたのですね。そのがんばりに脱帽です。
温泉は久しぶりに国領温泉に・・また、春にここからヒカゲツツジを見に行きましょうね。

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沢沿いの道            岩瀧寺の急な石段・・滑りやすい・・  四国八十八ヶ所・・紅葉がきれい

天気もメンバーも、とっても気持ちの良い山行でした。

2011年12月12日 (月)

紅葉は終わりかけ? 美山トレイル 五波峠から杉尾峠

11月27日 美山トレイル 五波峠から杉尾峠に行って来ました。
先日、この五波峠から八ヶ峰に登った時に、若丹国境を逆の方向に歩きたい・・と、杉尾峠までの長〜い行程を、歩くことにしました。集まったのは、初めて登山をするというビジターさん含め、3名で、やまやを含めると4名での山登りです。ちなみに美山トレイルとは、やまやの会員、美山町出身のS氏が、若丹国境を中心とした美山町を取り巻く尾根を歩きたい・・と命名されたものです。ただいま命名権特許出願中!?あっ、そうそう、八ヶ峰の時のドイツの尺八奏者 ウベさんにまた会いました。
本当に毎日来られてるんだな〜・・

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古ぼけた・・道しるべ・・     ブナとユズリハの中を歩きます

この時期、特に夕暮れが訪れるのが早いので、杉尾峠まで行けなければ、途中から引き返せばいいか・・と、特に急ぎもせず、ゆっくりと歩いてきました。
結果、帰ってくる頃は、午後5時半で、日が暮れて真っ暗になりましたが、なんとか全員、杉尾峠まで行って帰ることができました。皆様、本当にお疲れ様でした。

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コブブナ・・    急登を登ります

午前9時40分、五波峠に到着した私達は、杉尾峠までの若丹国境を東方面に取り付きました。
この道は・・というか、道などありません・・あるのかもしれないけど、すべて落ち葉の下になっています。ネットで調べても所要時間はまちまちで、たぶん地図読みの速度での差なのかな・・と、紅葉のきれいな尾根を歩きます。杉尾峠までは約13のピークが続き、それぞれに30m〜60mくらいのアップダウン・・一つずつは小さいけど、こんなにたくさんあると、累計すれば片道500mの登り下り、往復だと、1000m以上となります。距離は15キロくらいかな・・

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芦生からよく行ったシンコボが見える  道しるべ・・落ちています

以前によく芦生の谷や尾根を歩いていた頃に身についた、野生の勘?というやつで、尾根を読んでいきますが、ここの尾根は、北山独特のなだらか〜な、いかにも迷いやすい尾根・・勘だけではあてにならず、しっかり地図を読むことを強いられます。実際、歩きやすい・・とか、道らしい・・とかいう基準で、歩くと、間違いなく違った尾根に入ります。

権蔵坂までの、迷いやすいところには、いちおう古ぼけた道しるべ?がありますが、いつの頃につけられたものか、所要時間がすごい!!たしかに、最近では歩きやすくなってきてはいますが、この国境線に自生するエゾユズリハが増えてきていて、行く手を遮ります。

権蔵坂に2時間半くらいで到着しました。登山が初めてというビジターさんもがんばって歩かれています。権蔵坂から杉尾峠方面にいくつかピークをこえた鞍部に林道が福井県側から上がってきています。この林道はなんなのか・・?京都側にどこかのコルを越えていっているものか・・はたまた福井県の名田庄の林道に接するものか・・ここの時点で、歩行時間は3時間を超えています。ゆっくりと昼ごはんを食べて引き返すならここかな・・と皆さんに聞くと、皆さんやる気満々!!引き続き、尾根を歩きます。ここからは6つくらいのピークがありますが、特に最初のピークがきつかったですね〜
なんとか、杉尾峠にたどり着き、みんなでバンザーイ!!

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杉尾峠にて           権蔵坂

時間が気になるので、いつもの様にお湯は沸かさず、昼食を簡単に取り、帰りは京都側の林道で帰ろうと、柩倉谷の方に下りていきます。さっきみた得体不明の林道が、どこかで接していたら、かなりショートカットできると・・スケベ根性を出したのが、裏目にでました・・林道は途中で崩落気味に終わっていました。1/25000の地図には、この林道が影も形も無いのですが、エアリアには、載っています。これが正しかった・・途中で出合った林道は、やはり福井県側に下りているものでした。
仕方なくすこし戻り、登りやすい枝尾根を見つけ、当初の予定の国境尾根に戻りました。ここも、ユズリハ〜!あっちいけ〜!という感じです。

Img_9302 八ヶ峰が見える

そこからも長く、いくつもの尾根を越えて戻ります。ビジターさんもさすがにしんどそうです。
でも、陽がくれてもカンテラでなんとかなると・・ゆっくり歩きました。五波峠まであと3つくらにピークという所で、陽がくれます。周りは見えず、とたんに地図読みが難しくなります。広〜い尾根では、道がないので、磁石を見ながらあっちウロウロ、こっちウロウロ・・ユズリハの森に迷い込み、ワケワカラン〜絡まり状態!ここでもユズリハ、あっちいけ〜です。でも気持ちはゆったりしています。昔、良くキャンプした芦生の森の夜のきれいさを思い出しながら、全員ヘッドランプOFF!なんてしながら、森の夜も楽しみ、五波峠に戻ってきました。

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陽がくれました・・まっくら・・  やっと帰ってきました、五波峠でホッ

帰りは、また美山でお風呂に入り、たくさん歩き、疲れた身体を癒して、帰路に付きました。皆様、本当にお疲れ様でした。ビジターさんは初めてで、きつかったと思いますが、やまや会員の2名さんは、ピンピンされていました・・つ・つよい・・
しんどかったけど、この山行がいつまでも皆様の想い出となりますように・・

2011年12月 3日 (土)

2012年1月〜山行予定

2012年1月から2月22日までの山行予定を記したチラシを下記のように作りました。
現メンバーにパンフレットという形で配布しているものの、簡易バージョンです。
下記画像はクリックすれば大画面になり、読めるようになります。
初めてやまやに来られる方は、これをご覧いただき、まずは日帰りの山行など優しいものにご参加ください。山行に関し、わからないことがあれば、どうぞ、Eメール、携帯電話にてお尋ねください。
皆様と山でお会いできるのを楽しみにしています
どうぞ、よろしくお願いします。

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高島トレイル 根来坂〜ナベクボ峠

11月21日、高島トレイル(江若国境分水嶺)を歩いてきました。

Img_9229 晴れていたかと思えば、急に雨が・・小入谷のバス停小屋を失敬

Img_9232 晴れてきました

Img_9235 紅葉がきれい・・今年の5月は桜がめちゃきれいでした

高島トレイルも今回で何回目か・・わからないほどになってしまいましたが、全ルート踏破まで、あと少しの方もおられます。全長80キロ以上に及ぶこのルートを、取り付き道も含め、踏破するなど、なかなかできることでは無いと思います。踏破されましたら、お祝いしましょう
総勢9名で挑んだ、高島トレイル。この日は晴れていたのに、急に雨、あられに吹雪、北風の木枯らしに吹かれての、フルコース天気を味わってきました。

Img_9238 百里新道のある尾根

Img_9241 根来坂峠で

根来坂まではほとんど林道を使い、途中で登山道に入ります。昔の登山道と交差しながらのこの林道は、道をわからなくしたりするので、もう少し登山者に配慮していただきたいものです。
この百里ヶ岳も、そんなんでズタズタになっていますが、1/25000の地図にものっていない林道があり、一度登山道を外れると、それがどこに通じているのか・・勘を頼りに想像するしかありません。

稜線へ取り付くと、急にアラレが降ってきました。
そこからは稜線伝いにおにゅう峠へ・・と、思っていたのですが、結局また林道に下りるはめに・・

Img_9242 おにゅう峠で・・立派な石碑があります・・必要なんだろうか・・?

Img_9243 峠からは尾根を歩きます。

おにゅう峠には、地蔵を祀るちょっとした小屋?があり、そこで雪風をしのいで早めの昼食。
稜線の天気は益々荒れてきて、寒いことこの上なし・・です。かと思えば、急にまた晴れて来たりして、冬型特有の「北山しぐれ」です。

Img_9250 イワカガミの群落・紅葉

Img_9244 オクスゲノ池周辺・・紅葉がきれい

おにゅう峠から先はアップダウンの続く快適?な尾根・・ただ、木枯らしがまともに当たる尾根なので、ゆっくりしていることもできずに、歩き続けます。お〜さむ
唯一、憩いのスペースのオクスゲノ池・・

Img_9259 ナベクボ峠

Img_9260 滑り易い沢道

ほっぺを真っ赤にしながら、ナベクボ峠に着きました。
滑りやすい沢筋を注意深く下りて、林道にでました。下は晴れていました。
事前に回しておいた車に乗車して、小入谷まで戻ってきました。

Img_9264 林道にでて、ホッ

帰りはいつものように朽木温泉に入り、冷えた身体を暖めて、ほっこりほっこり・・
今シーズン始めての雪交じりの山行でした。
まあ、山はいろんな顔を見せてくれます、いろんな顔を味わってみて、み〜んなまとめて山です。
皆様、がんばって良く歩かれました、お疲れ様で〜す。

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