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2011年9月

2011年9月29日 (木)

今年の山行結果の報告

今年の山行を1月〜9月までの分でまとめてみました。
下記PDFファイルを御覧ください。
こう見ると、雨で延期になった山行が多かったですね〜・・主山行が中止になり、そこに延期日を当てはめることできましたが、我ながらたくさん行っているものです。
10月以降もたくさんの魅力にある山行が満載です。皆様、どうぞご参加ください。
「20110109kekka.pdf」をダウンロード

2011年9月26日 (月)

由良ヶ岳 連続山行

24日、25日と2日続けて、京都丹後の由良ヶ岳に登って来ました。
両日とも、とても良い天気で、気持の良い登山ができました。
ただ、前日までの大雨の影響で、登山道は崩落により寸断・・なんとか道を見出し、切り開き、通過しましたが、今年の自然災害があちこちに被害をもたらせていることが身をもって実感しました。
メンバーは、24日に6名、25日に5名と賑やかに楽しく登って来ました。
途中で会った方は24日は4名の方だけでしたが、25日は団体さんがたくさん登っておられました。
頂上からのきれいな景色を見ながらの食事は、気持ちいいです。
帰りは天橋立まで足を伸ばし、温泉で汗を流し、さっぱりして帰りました。
こんな楽しい山行をこれからもいっぱいしましょうね。

Img_8159 登山口の国民宿舎「丹後由良荘」営業していなかった・・

Img_8162 大きくえぐられた崩落地・・登山道まるごと崩落、上に林道があって良かった・・

Img_8166 稜線直下・・急登を登る

Img_8170 とっても気持ちの良い東峰頂上、先客2名の方と楽しく話してました。

Img_8175 頂上を後に・・みんな、楽しそう

Img_8182 ハングライダーが間近に飛んでいる

Img_8198 西峰頂上・・天橋立が見える

Img_8201 ヤマジノホトトギス・・もう秋ですね・・


2011年9月20日 (火)

雨中山行 大江山

昨日は5名様と大江山(鬼の岩屋〜鍋塚往復)のライト山行に行って来ました。
前日の予報で、台風と前線の影響はあり、夕方からは崩れるものの大したことは無いと判断し、決行しましたが、霧雨のような細かい雨が降り、その中を予定通り、駆け抜けてきました。
車での道中、綾部付近でゲリラ豪雨にあったものの、その後は小康状態で、そのうち止むだろう・・と思ってスタートしたのですが、結局、ずっと降られることになりました。
Img_8137 航空管制塔のある所からスタート
Img_8153 スタートして間もなく鬼の岩屋・・中は恐ろしくて伝えられません・・

「やまや」では、雨の日も決行するとしておりますが、大雨の場合など、危険を伴うと判断した時は、前日に中止の連絡をし、参加者の意見を聞いて、延期日を設定することにしております。
予想通り、雨は大したことなかったものの、ずっと降られると気分的によいものではありませんね。
展望を楽しみ・・山頂でゆっくりとお昼ごはん・・というのもできませんでしたし・・
色々と制限させられてしまいます。
Img_8151 雨の中、颯爽と歩く!!

でも、敢えて言うと、雨天でも良いところはたくさんあります。それは、暑さが和らぐ、虫が来ない、濡れた葉の色はとてもきれい、少しでも雲の切れ間に景色が見えると、少しで感動できる・・と。極めつけは、雨に濡れた滑りやすいズルズル斜面を如何に上手に登下降するか、練習ができる・・というものもあります。少々コジツケの様な感じもしますが、物事は全て、良いように捉えなければ面白くありませんよね。雨でも晴天でも、少しでも良い部分を見つけ、それを純粋に喜べる人が本当の幸せものだと思いますよ。
Img_8147 鍋塚山頂 何も見えない・・

帰りは、敬老会?で賑わう大江山グリーンロッジで、ゆっくりとお風呂に入り、雨でもきちんと登れた満足感と暖かいお湯で心も身体もポカポカで笑顔いっぱい、皆さん帰路につかれました。
参加された5名様、お疲れ様でございました。今度は晴れた時に行きましょうね。

2011年9月18日 (日)

白馬八方池 ライトな山旅

昨日までは、1泊2日で白馬八方池とその周辺にお仲間6名様のリクエスト山行で行って来ました。今回はライトな感覚で、ガイドの僕としましては、何となくゆったりムード・・気の張り方が違いましたね。でも・・せっかく「やまや」に来ていいただいたのですから、精一杯楽しんでもらわなきゃ・・です。9月ともなると、高山植物のほとんどが種の状態で、草紅葉も始まり、「これは何々ですよ〜」と植物の名前を説明しても、咲いていなければいまいち感動がうすいですね。そんな中でも、夏の終わりの花達は、少しばかりでしたが、最後に「見てくれ〜」とばかりに、頑張って咲いてくれていました。花達に感謝です

咲いてくれていた花・・マツムシソウ、ハッポウアザミ、ワレモコウ、イワショウブ、ウメバチソウ、キンレイカ、オヤマリンドウ、チングルマ(綿毛)など

2日間のうち、天気の状態を見て・・ということで、1日目の出発時間を早めたのですが、それが功を奏しました。2日目は雨で、1日目に八方池に登りました。白馬八方に13時頃到着、アルペンラインに乗り、八方池山荘へ・・そこから約1時間で八方池へ、ゆっくり歩いてお花を愛でながら歩きました。今年の3月に雪の中を歩いたことを思い出し、「ここは尾根を直上!」とか「ここで尻セード!」とか説明しながら、八方池でいつものようにお湯を沸かし、コーヒーを飲み、ゆっくりしてから、下山しました。
Img_8094 白馬三山は見えず・・

Img_8097 かろうじて丸山まで・・

本来は2日目の朝一で登り、快晴の中、八方池に映る白馬三山を見ることが理想だったのですが、2日目が朝から雨模様ということで、午後から登ったために残念ながら白馬三山は雲の中でした。でも、西側の天気は良く、頸城の山々、雨飾山、焼山、火打、高妻〜妙高、戸隠は良く見えていました。
Img_8105 西側は晴れてる・・

Img_8106 雨飾山から妙高など・・

八方の割烹旅館に泊まり、とっても美味しい料理を味わい、2日目は、雨の中ではありましたが、各スキー団体がジャンプ練習をしているジャンブ台に寄り、こないだの風吹大池の時にも立ち寄った、明星山がきれいに見える高浪池や小滝川のヒスイ峡に寄り・・たまたま出会った地元のガイドさんに聞いて、どれが翡翠の原石か?などを教えて頂き、糸魚川の寿司屋さんでこれまた美味しい海の幸を食べて、お腹も心も満腹で帰りました。
参加者の皆様も大満足でした。

Img_8115 高浪池・・明星山がきれい・・ここの紅葉もいよ。

これからは秋の山になります。夏山の戦闘モードが消え、どちらかというと、癒しモードに移ります。とても気持ちの良いこれからの季節をまた皆さんと楽しみましょう。ガッツで登る山もいいですが、こんな楽しい山行も僕はとても好きです。日本にはもっと素晴らしい所がたくさんあります。山をもっともっと楽しみましょうねではでは・・

2011年9月14日 (水)

行った方がマシ?な山行、行かなかった方が良かった山行?

今日は、いっぱい書いてしまいます。
夏場になかなか時間が取れる時が無かったもので、今日はずっとパソコンの前にいます。
このブログを見られている、皆さんに今から簡単なクイズを出します。
皆さんがそれについてどう思われるかを、できましたらお返事いただければありがたく思います。

<クイズ>
ある年の夏、北アルプスの槍ヶ岳に登りたいという方を集めて、山行を企画しました。
合計で5名の参加者がおられ、そのうち、しばらくお会いしていない方が3名かおられました。ガイドである私はその方の足前を把握しなければ山行自体にパーティそのものに危険を及ぼす可能性があると理解し、その方にそれまでの山行に一度来て頂くこと、そして、それまでにトレーニングをしていただくことをお勧めしました。
山行当日までに、足前を見せていただくべく日帰りの山行などに参加された方は2名、その時点では、問題無いレベルだと判断し、参加を許可しました。あと3名の内、しばらくお会いしていない方1名は、どうしても時間がとれない、ということで、日頃のトレーニングを欠かしていない・・というご本人の言葉を信じ、参加を許可しました。
山行当日・・私の予想通りの展開・・といいますか、足前を見て許可したはずの方含め、その方と忙しく足前を見させていただくこと無く参加された方2名がバテてしまい、結局、槍沢ロッジに2泊することになり、槍の頂上は諦め、下山しました。
下山後、非常に後味の悪いものが残り、パーティの解散に陥ったわけですが・・
ここで、皆さんに考えてもらいたい。
もし、皆さんが私のようにガイドとして、仕事で山に行っている場合、このようなことに出会った場合、皆様ならどうされますか?安全第一の基本原則は守るとしまして、皆様がガイドならば、参加認証の段階も含め、どうされるかを考えていただきたく想います。

長くなりましたが、それがクイズです。
答えていただいた方には、豪華賞品・・とまでは言わずに、私のガイドとしての率直な気持ちをお伝えします。最近、増え続けている「山を全く知らなくても山に登れている」危険な登山者を無くすためにも、このことは、皆さんと共に考えたい課題だと思っています。
どうぞ、ご協力の程、よろしくお願いします。
この質問はやまやのメンバー以外にも、広くご意見を聞かせえていただきたく思います。いつでもどなたでもけっこうです、ご意見をお聞かせください。かなり後になると思いますが、まとめて結果と所感を述べさせていただきます。

南アルプス 聖岳〜光岳縦走

こんにちは、やまや山形です。
いつまでも暑い日が続きますね。
先日、大日連山に行った時は、明け方、霜が降りるほどで、「お!秋がやってきたか?」
と思ったのですが、それから秋はどこかに行ってしまい、また夏が絶好調!という感じです。

昨日までは、南アルプス 聖岳〜光岳までの長〜い縦走路を駆け抜けてきました。
台風12号の影響で、長野県側からは入れず、急遽、静岡県側からに転向しての山行でした。
全日晴天に恵まれ、文句なしの展望と台風のおかげで?がら空きの山を楽しむことができました。
やはり、聖はでかい!南アは長い!というのが全体的な印象です。
それと、台風で登山道が崩落しているところでも、それぞれの小屋の管理人さん達が、全力で2,3日の間に復旧していただいたことは、本当に感謝の限りです。

Img_7859
あちこちで崩れている斜面をトラバース

井川町の白樺荘に前泊した後、10日に聖沢登山口から聖平、11日には聖岳にピストンし、そこから茶臼小屋までを縦走しました。高低差10日1000m、11日700m登っておりて500m登る、13日は1400mを一気に下るといった感じでしょうか・・いずれもけっこうキツイ!

Img_7906
聖岳の頂上から・・360度の大パノラマ、遠く槍穂も見えました。

12日には、茶臼小屋から光岳まで往復・・う〜ん、行けるかなぁ・・

Img_8003
イザルガ岳からの聖岳と上河内岳・・遠くまで来たなあ・・

帰りの希望峰の登りはさすがにきつかった〜・・もう、みんなバテバテですわ〜 でも充実感バッチリでした。・・たぶん今頃は筋肉痛に悩まされたハリますかね?この日は中秋の名月・・富士山の上に満月・・ダンゴがほしい・・

Img_8022

Img_8027_3

13日は下山日、朝は富士山の上にオーロラが!!
畑薙の吊り橋まで一気に下りました。バスにも間に合い、ヤレヤレです。
参加者4名様、5日間がんばって登られました。本当にお疲れ様でした。

そんなこんなで、各リスク(台風により出発前からの・・)をクリアして、全員全コース全登完歩おめでとうございます!!改めて、拍手!!\(^o^)/(^^)v

人との出会いも素晴らしい山行でした。聖平の原田さん、ずっと一緒の同ルートのヒゲのおじさん、そして何よりも私たちをずっと励まし続けていただいた、茶臼の変なおじさんこと高橋さん。白樺荘の奥さんも、みんなみんな最高の仲間です。あらためて感謝します。ありがとうございました。

これからもたくさんの素晴らしい山行を準備しています。やまやの他の皆様も負けじと山に人生に登り続けて下さい。僕は皆さんを応援していますよ。

山登り、是人生なり!

今年は自然災害が多い年ですね。
地球温暖化がさけばれてから、しばらく経ちますが、今や全世界規模で自然災害が起こっています。
また、日本でも、3月の東北大震災や先日の台風など、かつて例をみない規模での災害が起こっています。

私たち人間も、自然物の一つとして、自然を敬愛し、自然を守り、自然と共生していかなければなりません。政治の世界でも、菅内閣から野田内閣に変わり、また新たな変革が期待されています。
最近の日本を見ていると、今まで人間たちが便利さを追求するあまり、自分勝手な行動を取り、そのツケが巡ってきて、自然は必死に元に戻そうと努力する結果として、人間たちに都合の悪い、自然災害が起こっているようにも見えます。しかし、人間達も自然の一部として考えるならば、これからは特に一人一人が全体のことを考えていかなければならず、リスクに真っ向から立ち向かい、備え、努力しなければならないと思います。実際、被災された方々は、本当に全てのものを失い、どん底から這い上がろうと努力しています。自然が元に戻そうと努力するように、人間もみんな努力しています。

リスクに立ち向かい、備え、努力する姿は、山登りそのものです。僕は努力することを無くせば、成長することもできないと思っています。昨日までは南アルプスに登っていました。そこでもまた数々の感動を得、学ぶべきものも多く得ることができました。辛くてもしんどくても前を向く力がそこにあります。この後にその時のことを記します。

山登り、是即ち、人生なり。同じようなブログのタイトルをお持ちの方がおられますが、共感しあっていきたいと思います。大震災で被災された皆様、僕の大好きは十津川村で被災された皆様、心から応援しています。がんばってください。僕もがんばります。

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